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会社をやめた女性たち、決断までの心の葛藤を知りたい

心と脳のアンチエイジング
コーヒーを片手にくつろぐ女性

13年ほど勤めていた会社を辞めてもうずいぶん経ちます。

二人目の子どもが生まれたタイミングで夫の転勤が
決まりました。両親には頼れず、
一人で子育てをしながらあの激務をこなせるとは
想像できなかった。
周りに迷惑をかけてしまうだろう、
子どもたちにかわいそうな思いをさせてしまうかもしれないと
絶望的な気持ちになり、もう辞めるしかないと、ほぼ即決でした。

女性が会社をやめようと決めるとき

会社を辞めようと思い立ってから勢いで突き進む人。
長い時間、迷って、迷って、決める人。
自分の意志では変えられない外的要因により決断せざるを得ない人。

一人の女性が会社を辞めるその裏側には、
人それぞれの事情、心の葛藤があるはずです。

最近ある本を読みました。
「会社をやめてもいいですか?」杉本透子著 セブン&アイ出版

会社を辞めるという一大決心をするのに、
人はどんなふうに考えて、結論を出すのだろう?
思い切った挑戦をするためには、必ず背中を押してくれる人、言葉があるはず。
そんなことを知りたいという思いから手に取りました。

自分の選択を肯定できる人だけが、未来を切り拓くことができる

8人の女性へのインタヴューで構成されています。
職業や家族構成はさまざまです。

特に印象に残った女性の概要。

■出産を機に会社を辞め、専業主婦になった女性。
会社に子育てをしながら働き続けられるロールモデルがいなかったこともあり
退社を決意。働いていないことへの負い目がないわけではないけれど、
少しづつ自分を肯定するように変わっていった。
そのきっかけは、”子育ても社会の第一線”だと実感したから。
またある教育者の”育児より大事な仕事があったらおしえてほしい”という言葉によって。
人生の決断においては勢いと直感が大事だという。

■自分の夢を思い出し、会社を辞めて大学院へ進む女性。
退官する恩師の最後の授業に出席し、研究への道へ進む夢を思い出した。
会社をやめたことが研究者として生きることへの覚悟につながった。

■恵まれた会社を辞めて、自分の本当に大事にしたいもの
(=家族、健康、地域とのつながりなど)を優先する生活を手に入れた女性。

その他、不妊治療に専念するため思い切って会社を辞めた女性。
専業主婦から資格を取得し、自分が大好きと思える仕事を始めた女性など。

迷う間もなくすぐに決めた女性も、その後一度も後悔していないわけではないと
思います。とても前向きな方ばかりでしたが、
本心では過去を悔やむこともときどきはあるんじゃないかなと。
前向きな発言は周りへの気遣いでもあるし、自分を鼓舞するための
おまじないのような役割もありますものね。

サクセスストーリーを読んで
心がざわつくような感覚が起きることがありますが、
この本は穏やかな気持ちで読めました。
著者の相手への温かい目を通してまとめられたからでしょうか。
これからも考えていきたいテーマです。

心と脳のアンチエイジング

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