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ある香りを嗅ぐことで昔の記憶がよみがえってくることはありませんか?
私はよく料理の匂いで子どものころのワンシーンを思い出すことがあります。
スイカやゴボウの匂いを嗅ぐと祖母の家で過ごした日のことが頭のなかで再現されることがあります。
それから、昔母がつけていたディオールの香水を嗅ぐと思春期のもやもやした感覚が思い出されます。
香りと記憶は深い関係がありそうですね。
今回は、いつの間にか我が家の楽しい旅の思い出の一部として刷り込まれた
タイ生まれのナチュラルスキンケアブランド『THANN(タン)』の香りを紹介します。
とてもよい香りなのでルームフレグランスを探している方にはおすすめできます!
私たちの嗅覚と脳の関係とは?
人の脳には”大脳新皮質”と”大脳辺緑系”とがあります。
“大脳新皮質”は理性を司るのに対して”大脳辺緑系”は本能に働きかけると言われています。
そして嗅覚を感じるのはこの本能の脳と言われる”大脳辺緑系”。
嗅覚を刺激されると直接”大脳辺緑系へと伝達され、匂いを嗅いだときの
シーンや感情と結びついて記憶されるのだとか。
視覚、聴覚、触覚、味覚という他の4つの感覚とは大きく異なる点が
嗅覚のみが本能に直接伝達されるということなのです。
なので人の感情や記憶に訴えかけるツールとしても
嗅覚を刺激する”匂い、香り”はとても有効なものとして
注目されているようなのです。
一流ホテルは香りを用いたマーケティング戦略を行っているらしい
一流ホテルはアメニティにこだわっていますよね。
シャンプー&コンディショナー、ソープやボディローションなど
上質な香りで癒されます。ホテルにとっては
どんなブランドのアメニティを取り入れるかが重大問題。
お客さまの心を捉える香りのちからを知っているのです。
そして最近ではアメニティだけではなくエントランスに足を踏み入れた途端、
なんともいえない穏やかな香りに包まれて、非日常の扉を開いたかのような
高揚感を味わうことが多くなってきたと思います。
そう、世界的なラグジュアリーホテルでは香りによって
お客さまの記憶にホテルの滞在中の思い出やそのホテルのイメージを
刻み込もうとしているようなのです。
ホテルによってはオリジナルのフレグランスを開発したり、
季節によって香りを替えたりとさまざまな工夫があるらしい!
もちろん、香りの好みは人ぞれぞれなので、香り選びや濃淡の調整などは
難しいだろうなと思われます。
使われるスペースは主にロビーやラウンジ、エレベーターホールでしょう。
客室はプライベートな空間なので無臭にしておくはずですね。
そういえば、知人のホテルマンは身だしなみを整え、清潔にするのはもちろん、
勤務日には強いニオイの食材、料理は絶対に取らないと言っていました。
それほど匂いが人に与える影響は大きいのですね。
さて、このホテルの香りの仕掛けに我が家ははまってしまったのです!
幼い子どもが記憶していた旅の思い出の香り
数年前に何度か「軽井沢マリオットホテル」に宿泊したことがありました。
このホテルのアメニティは『THANN(タン)』というブランドの「アロマティックウッド」という
香りのシリーズなのです。シャンプーとコンディショナー、ソープ、ボディローションに
この香りの商品が使われていて、とても癒されました。
「マリオットホテル」ではアメニティに使用しているだけではなく、
エントランスに一歩足を踏み入れるとこの「アロマティックウッド」の香りで
空間が満たされています。子どもたちは「いい匂い!」と歓声を上げていました。
それからしばらく「軽井沢マリオットホテル」のことも『THANN(タン)』の香りのことも
話題になることはなく、すっかり忘れて日常生活を送っていました。
幼児にとっては数日前のことでも大昔、今、目の前に起きていることにしか
関心はないように思われていました。
ある日、久しぶりに出かけた商業施設で買い物をしていると、
子どもたちが「マリオットの匂いがする!」と騒ぎ出したのです!
そして、匂いの先を追って行くと『THANN(タン)』の売り場があったのです。
確かにこの香りは楽しい家族旅行の思い出としっかり結びついて
子どもたちの記憶に刻み込まれていたのですね。
タイ発の高級スキンケアブランド『THANN(タン)』の魅力
2002年、タイのバンコクでスタートした『THANN(タン)』。
現在では世界中の高級リゾートホテル、一流エアラインのアメニティとして扱われるほか、
オリジナルスパを展開しています。
扱われる原料は厳選された自然植物、皮膚医学とアロアテラピーの技術を用い、
高品質な香りと信頼性の高いスキンケアコスメやフレグランスアイテムを扱っています。
『THANN(タン)』の一番人気の香りは「アロマティックウッド」だそうです。
「軽井沢マリオットホテル」で使われていたあの香りです。
オレンジ、タンジェリン、ナツメグの香りをブレンドし、
温かみのある柑橘系のなかにスパイシーなアクセントが効いている
明るく、気分を高める香りです。
ルームフレグランスとしてアロマディフューザーを購入する方が
多いようですよ。ボディケアアイテムやソープでも
この「アロマティックウッド」シリーズは人気が高いとのことです。
でも、我が家にとってこの「アロマティックウッド」の香りは
“旅の思い出”と深く結びついています。
非日常のときめきを次の旅行までとっておきたいので購入するのをためらっているのです。