飛蚊症(ひぶんしょう)は改善する?
10代からの長い付き合いを振り返って

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こんにちは、risukoです。

飛蚊症(ひぶんしょう)ってご存知ですか?
細かいゴミくずのようなものが視界に浮かんで、目を動かすと着いてくる、明るい日に白い背景の
建物や壁を見ると特に気になってしまう症状です。透明なので視界を遮って見えにくいということは
ないのですが、とにかく煩わしいものです。重大な病気の兆候である場合もありますが、
ほとんどは生理現象の一種で、特に治療法もないようなのです。
一度かかると自然に治るということはほとんどなく、長い付き合いになる飛蚊症。

この飛蚊症に、私は高校2年生のときになりました。もう30年近くも毎日一緒に過ごしているのですよ!

目の老化現象の一種と言われている飛蚊症ですが、最近は若い方にも多く発症しているようです。
「何これ?目の病気?」と心配されている方も多いと思います。
今回は飛蚊症との付き合い方を自分の体験をもとにお話させていただきますね。

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目次

私の飛蚊症(ひぶんしょう)体験記

飛蚊症(ひぶんしょう)発症

だいぶ前のことを振り返っているので、はっきりしない部分もあります。でも確か高校2年生の秋頃
だったと思います。学校帰りに歩いていてふと白い壁を見たときに、顕微鏡で観察する微生物のような
かたまりが視界に浮かびました。慌てて瞳を動かしてみるとそのかたまりも動いて付いてきます。
その日から何だろうかと気になって白い背景を探しては、目を細めたり、動かしたりして
その謎のかたまりを突き止めようとしていました。

意識するとよく見えます。もやもやした糸くずのようなものだったり、カエルの卵のようだったり。
そのことに集中し過ぎるあまりに気分が悪くなってしまうこともありました。

当時はネットで検索などということも出来なかったので、謎の症状が何なのかを
調べることもできず、不安なまま半年くらいが過ぎてしまいました。

思春期のホルモンバランスの影響なのか、大学受験のプレッシャーを感じてなのか、
その頃はちょっとした悩みに対して思い詰めてしまうことがよくありました。

飛蚊症もなんとなく悪化しているような気がしてしまい、何か恐ろしい目の病気ににかかり、
このまま目が見えなくなってしまうのではないかと思うようになってしまったのです。

ならばすぐに眼科を受診して詳しく検査をしてもらえばいいのですが、病院に行って、
病気だと告げられるのが怖いという気持ちが強く、先延ばしにして現実逃避をしていたのだと思います。
仕事が忙しかった両親にも友だちにも相談することができませんでした。

当時の視力は0.1低下

この頃の視力は両目とも0.1を下回り、おそらく0.08くらいだったと思います。
でも日常生活のほとんどを裸眼で過ごしていました。

今では考えられないことですが、そのくらいの視力でもなんとかなってしまいます。
もちろん、自転車の運転などはちょっと危険なのでしませんでした。
授業中や勉強するときには眼鏡をかけていました。

視力は小学校5年生くらいから徐々に下がりだし、高校生になると急激に低下。近視と乱視です。
実は近視が強いことで飛蚊症になりやすいということなのですが、
当時はその関係についてはまったくわかっていません。

高校3年生になり意を決して眼科を受診

飛蚊症の症状を自覚してから10ヵ月程経った頃に、いよいよ眼科を受診することになりました。

きっかけはよく覚えていないのですが、毎日憂鬱な思いをして暮らすことに嫌気がさしてきたことと、
一年近く経っても失明するような気配はないので、おそらく重い病気ではないだとうという
希望的観測によって意を決したのだと思います。

母と一緒にお茶の水の井上眼科を受診しました。そこで初めて飛蚊症(ひぶんしょう)を知りました。
当時の先生の説明によると、網膜剥離などが原因で飛蚊症になる場合もあるけれど、
私の場合は生理的な飛蚊症とのこと。老化現象の一種で高齢の方に多い症状だが、
若い人でもなることがある。特に近視が進むとなりやすいとのことでした。

視界の浮遊物が急激に増えたり、視界を遮るようになった場合には受診が必要ですが、
特に治療などの必要もないとのことだったのです。この時に初めて
コンタクトレンズも作ることにしました。

病気ではなかったという安心感、コンタクトレンズによって視界がクリアになったことで
鬱々としていた毎日が一変!飛蚊症と仲良く付き合っていける気がしてきました。

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生理的飛蚊症(ひぶんしょう)と病的飛蚊症(ひぶんしょう)

飛蚊症について少し詳しく見ていきましょう。

飛蚊症には生理的飛蚊症と病的飛蚊症があり、生理的飛蚊症については生理現象のひとつで
特に治療の必要はありません。ではどうしてこのような症状が出るかというと、

眼球内には卵の白身に似た透明なゼリー状のものがつまっています。
これを硝子体と呼びます。この硝子体は、99%以上が水分で、わずかに線維を含んでいます。
若いときには透明で濁りがありませんが、年齢に伴い濁りが出ることがあります。
もう少し詳しくいえば、年齢が進むとともに線維と水分が分離して中に空洞を形成します。
それがさらに進行すると眼球の内壁から硝子体が離れて、線維の塊が眼球内をふわふわと
浮いた後部硝子体剥離と呼ばれる状態になります。この線維の塊は、
ものを見ている本人には影として認識されますが、これが飛蚊症の本態です。
線維の塊はゼリー状硝子体の中を漂うので、影はゆらゆらと揺れます。そのため、
それはあたかも蚊が目の前を飛んでいるかのように見えるのです。
硝子体剥離自体は病気ではありませんが、網膜裂孔や網膜剥離という
病気を引き起こすことがあるので注意が必要です。飛蚊症自体は完全に消えることはありません。
しかし慣れてくると、普段はその存在に気付かなくなります。
引用:日本眼科学会

これに対して病的飛蚊症があります。
以下のような重大な病気の症状である場合もあるので注意が必要です。

①網膜裂孔・網膜剥離
網膜に穴が開いてしまったり(網膜裂孔)、網膜が剥がれてしまった状態(網膜剥離)では、
しばしば飛蚊症を自覚します。光視症(視界の中に閃光のようなものが見える症状)を
自覚することがありますが、無症状のこともあります。病状が進んでくると視野欠損
(カーテンをかぶせられたように見えにくくなる症状)や視力低下が起きます。
網膜には痛覚がないので、痛みはありません。適切な治療を行わないと、
失明する危険性が高い病気といえます。
②硝子体出血
糖尿病や高血圧、外傷などが原因で硝子体の中に出血することがあります。
ひどい出血の場合は、目の前に墨が垂れてきたような見え方や、
霧がかかったような見え方をしますが、出血が軽度の場合は飛蚊症として
自覚されることがあります。最初は軽症であっても、日に日に影が
濃くなるようであれば、出血が続いていると考えられます。
③ぶどう膜炎
一部のぶどう膜炎では硝子体に濁りを生じるため、飛蚊症を引き起こします。
ぶどう膜炎の場合は、羞明感(まぶしく感じること)・眼痛・霧視
(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下を伴うことが多いです。
引用:日本眼科学会

飛蚊症のほとんどは加齢などの生理現象による起こる症状ですが、まれに重大な病気が潜んでいる
場合があるので、飛蚊症を自覚したら念のため眼科を受診して検査を受けることをおすすめします。

パソコン、スマホ、ゲーム機などから発せられるブルーライトは紫外線に近い波長の光で
あることが多く、目に大きなダメージを与えるようです。このため昔にくらべて若い方でも
飛蚊症の症状を自覚する方が増えているのだそうです。
現代社会は目を酷使する毎日ですよね。少しでも労わってあげたいです!

その後30年の飛蚊症(ひぶんしょう)との付き合い方


私は高校2年生のときに飛蚊症を自覚するようになり、その後約30年付き合っています。

気になる日はうっとおしくなるほど気になってしまいます。
気にならない日は飛蚊症のことを完全に忘れて過ごしています。

忙しいから気にならない、暇だから気になるというわけでもなく、私の場合は気分の浮き沈みに
左右されるところがあると思います。気分が下がっているときは飛蚊が気になってしまうし、
上がっているときはあまり気にならないようです。

長い付き合いになるので、だましだましなじませていきたいと思ってここまできました。
1年に一度くらいは眼科で詳しく検査を受けています。
毎年受けている検診で、40歳のときに緑内障の疑いを指摘されてしまいました。

緑内障に関しては、グレーゾーンのまま数年が経過しています。半年に一度、視野検査、眼圧検査などを
受け経過観察中です。気づいたときには手遅れであることが多いと言われる緑内障予備軍だと
わかったのも飛蚊症による定期検査のおかげです!一病息災ですね。

定期的に眼科で検査を受けること、レジャーやスキーなどに出かけるときはサングラスをする、
目が疲れたら休ませるなどのちょっとした心がけを大事に過ごしていますよ。

目のアンチエイジングをしよう!

私は老化現象と言われる飛蚊症に17歳でなってしまいました。
目の老化が他の方の何倍も進んでしまっていることを自覚しなければいけません。

そう、目にもアンチエイジングケアが必要なのです。

食生活では目の硝子体を濁らせないための栄養素として、ヒアルロン酸コラーゲンが大切です。ヒアルロン酸はオクラやトロロなどに含まれているみたいですね。また、抗酸化作用の強いビタミンC、E
目の健康に欠かせないルテインが効果的だと聞きました。

ルテインはカロテノイドの一種で強力な抗酸化作用が
あると言われています。ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃ、パセリなどに
多く含まれているようなので積極的に摂るようにしています。

特定の食品だけを摂るのではなくバランスよく食べるようにしたいですね。

目が疲れたときにはアイマスクをしています。
「めぐりズム」シリーズはじわっとした熱でゆっくり温めてくれるので
心地よく癒されます。

飛蚊症かもしれないと心配されている方のお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。

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